絵日記からわかる思春期の入り口
日常を描いた記録が教えてくれる
こんにちは、環です。
「絵日記のススメ」というタイトルで、絵日記についてこれまでにいくらか投稿をしていますが、
この「絵日記」というのは、その時のなんでもないこと、気が付いただけのことでも、
後々腑に落ちることがあります。
(約8年間、毎日絵日記を描いています。)
余談ですが、
私の友人一家のお子さん達は、今まさに小学生だったりするのですが、
私の子供は大学生と高校生なので、
小学生に対しては、「小学生とは」「その年頃とは」という、ある意味彼らの行動の意味を理解できることが、時々あります。
通ってきた道に限るので、全てわかるわけではないのですが、
それでも「あの頃の行動の意味」を再確認する機会があるのです。
絵日記より
これも、ある年のある日の絵日記なんですが、
小学校5年生の息子の、何気ない姿を描いたものです。
その時は「息子を描く」というだけのことでしたが、
描くということは何かしら気になったということでしょう、
今になって見返すと、
これは思春期の入り口だと思いました。
半ズボンではなく、長ズボンになり、
顔を隠す、
ポケットに手を突っ込む、
など。
個展に向けて
現在、来年の個展に向けた制作がスタートしています。
日常をテーマに、
鉛筆画と、
別会場では廃材作品を。
その、鉛筆画の空間で、
絵日記をもとにした作品を展示したいと思っています。
この、小学校5年生の姿を、その年の平均身長をもとに、等身大で描いてみようと企んでいます。
そのために、この絵日記と再会しました。