制作開始〜不織布〜
マスクだけのものじゃない
こんにちは、環です。
マスク生活、長いですね。
そもそも不織布って農作業でも使いますし、さまざまな用途があるはずですが、
不織布がマスクのイメージに寄りすぎているように思います。
とはいえ、ウィルスを通さない、そんな能力を多くの人が認めている、優れものであることもまた、マスクを通してこの時代にあらためて知ることとなりました。
そんな不織布で、
庭の一角を囲ってみました。
フィルターの中
囲った不織布の中に入ってみると、視界は遮られるのですが、音が鮮明に聞こえます。
視覚という情報がひとつ不明瞭になることで、聴覚が鋭くなるのでしょうか、視覚情報は不織布に遮られ、様々な音は通過する、これぞフィルターですね。
しかも音だけではありません、風も通ります。
つまり空気と音を通過させる、それは目を閉じで肌で感じる時に似ています。
これだけでも不織布を用いた提案になりますが、私は画家ですので、この中で、聞こえるまま、感じるままに、絵筆を動かしてみようと思います。
自然もまた
自然との調和は大事です。
そこにある木は先住しているので、後から巻いた不織布が避けます。
早速、虫も共演しています。
こんな感じで、私が手をつけなくとも不織布に何かが絡む、それもまたどうなるか楽しみです。
不織布、それはマスクだけじゃないということと、マスクを通して知った力とを、形にしてみようと考えています。
雨に濡れても、泥で汚れても、いいと思っています。